長岡市議会 2020-06-16
令和 2年 6月定例会本会議-06月16日-01号
令和 2年 6月定例会本会議-06月16日-01号令和 2年 6月定例会本会議
令和2年6月16日
────────────────────────
議 事 日 程 第1号
令和2年6月16日(火曜日)午後1時開議
第1
会議録署名議員の指名について
第2 会期の決定について
第3
議会運営委員会委員の選任について
第4
常任委員会委員の選任について
第5
市長提出議案等に関する説明
第6 議案第62号 令和2年度長岡市
一般会計補正予算
第7 市政に対する
一般質問(2人)
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〇本日の会議に付した事件 ページ
日程第1
会議録署名議員の指名について…………………………………………………………2
日程第2 会期の決定について………………………………………………………………………3
日程第3
議会運営委員会委員の選任について……………………………………………………3
日程第4
常任委員会委員の選任について…………………………………………………………3
日程第5
市長提出議案等に関する説明……………………………………………………………4
日程第6 議案第62号 令和2年度長岡市
一般会計補正予算…………………………………6
日程第7 市政に対する
一般質問
1
新型コロナウイルス感染症対策と今後の
市政運営について(
丸山勝総君)……………8
2
新型コロナウイルス対策について
住宅リフォーム支援事業補助金の拡充について(笠井則雄君)………………………14
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〇
出席議員(32人)
多 田 光 輝 君 神 林 克 彦 君
豊 田 朗 君 諏 佐 武 史 君
松 野 憲一郎 君 深 見 太 朗 君
池 田 明 弘 君 田 中 茂 樹 君
大 竹 雅 春 君 池 田 和 幸 君
五十嵐 良 一 君 加 藤 尚 登 君
山 田 省 吾 君 関 充 夫 君
杵 渕 俊 久 君 中 村 耕 一 君
丸 山 広 司 君 藤 井 達 徳 君
諸 橋 虎 雄 君 丸 山 勝 総 君
古川原 直 人 君 桑 原 望 君
関 正 史 君 松 井 一 男 君
水 科 三 郎 君 笠 井 則 雄 君
関 貴 志 君 酒 井 正 春 君
高 野 正 義 君 加 藤 一 康 君
五 井 文 雄 君 小坂井 和 夫 君
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〇
欠席議員(2人)
荒 木 法 子 君 長谷川 一 作 君
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〇説明のため出席した者
市長 磯 田 達 伸 君 副市長 水 澤 千 秋 君
副市長 高 見 真 二 君 教育長 金 澤 俊 道 君
地域政策監 大 滝 靖 君
地方創生推進部長渡 邉 則 道 君
総務部長 近 藤 信 行 君 財務部長 小 嶋 洋 一 君
原子力安全対策室長兼
危機管理防災本部長 市民協働推進部長竹 内 正 浩 君
星 雅 人 君
福祉保健部長 近 藤 知 彦 君 商工部長 長谷川 亨 君
観光・
交流部長 伊 藤 美 彦 君
都市整備部長 茂田井 裕 子 君
教育部長 小 池 隆 宏 君
代表監査委員 阿 部 隆 夫 君
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〇職務のため出席した
事務局職員
事務局長 腮 尾 理 君 課長 山 田 あゆみ 君
課長補佐 宮 島 和 広 君 議事係長 木 村 圭 介 君
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午後1時開議
○議長(
丸山広司君) これより令和2年
長岡市議会6月定例会を開会いたします。
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○議長(
丸山広司君) 直ちに本日の会議を開きます。
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○議長(
丸山広司君) 最初に、諸般の報告をいたします。
内容については、配付した報告書のとおりであります。
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○議長(
丸山広司君) なお、
報道関係者からテレビ・写真撮影の申出がありましたため、傍聴規則に基づいて議長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。
────────────※───────────
△日程第1
会議録署名議員の指名について
○議長(
丸山広司君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において
加藤尚登議員及び
山田省吾議員を指名いたします。
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△日程第2 会期の決定について
○議長(
丸山広司君) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から6月29日までの14日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山広司君) 御異議なしと認めます。よって、会期は14日間と決しました。
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△日程第3
議会運営委員会委員の選任について
○議長(
丸山広司君) 日程第3、
議会運営委員会委員の選任を行います。
議会運営委員会委員の選任については、
委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名いたします。その氏名を
事務局長に朗読させます。
〔
事務局長朗読〕
深 見 太 朗 田 中 茂 樹 大 竹 雅 春
池 田 和 幸 五十嵐 良 一 加 藤 尚 登
山 田 省 吾 関 充 夫 藤 井 達 徳
諸 橋 虎 雄 古川原 直 人 松 井 一 男
以上12人
○議長(
丸山広司君) ただいま朗読いたしました議員を
議会運営委員会委員に選任いたします。
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△日程第4
常任委員会委員の選任について
○議長(
丸山広司君) 日程第4、
常任委員会委員の選任を行います。
常任委員会委員の選任については、
委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名いたします。その氏名を
事務局長に朗読させます。
〔
事務局長朗読〕
総務委員会委員
池 田 和 幸 山 田 省 吾 丸 山 広 司
藤 井 達 徳 丸 山 勝 総 古川原 直 人
関 正 史 笠 井 則 雄 関 貴 志
加 藤 一 康
以上10人
文教福祉委員会委員
多 田 光 輝 深 見 太 朗 関 充 夫
中 村 耕 一 長谷川 一 作 桑 原 望
酒 井 正 春 小坂井 和 夫
以上8人
産業市民委員会委員
豊 田 朗 松 野 憲一郎 池 田 明 弘
荒 木 法 子 加 藤 尚 登 杵 渕 俊 久
諸 橋 虎 雄 松 井 一 男
以上8人
建設委員会委員
神 林 克 彦 諏 佐 武 史 田 中 茂 樹
大 竹 雅 春 五十嵐 良 一 水 科 三 郎
高 野 正 義 五 井 文 雄
以上8人
○議長(
丸山広司君) ただいま朗読いたしました議員を
常任委員会委員にそれぞれ選任いたします。
なお、議長につきましては、慣例により
常任委員会委員を辞退することになっておりますので、御了承願います。
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○議長(
丸山広司君) この際、
議会運営委員会及び
常任委員会の正副
委員長互選のため、しばらく休憩いたします。
午後1時5分休憩
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午後1時30分開議
○議長(
丸山広司君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
────────────※───────────
○議長(
丸山広司君) なお、休憩中の
議会運営委員会及び
常任委員会において正副委員長の互選が行われましたので、その結果を報告いたします。
議会運営委員会委員長加藤尚登議員、副
委員長山田省吾議員。
総務委員会委員長池田和幸議員、副
委員長古川原直人議員。
文教福祉委員会委員長深見太朗議員、副
委員長関充夫議員。
産業市民委員会委員長杵渕俊久議員、副
委員長荒木法子議員。
建設委員会委員長田中茂樹議員、副
委員長五十嵐良一議員。
以上であります。
────────────※───────────
○議長(
丸山広司君) この際、お諮りいたします。
議会運営委員長から申出のとおり、
地方自治法第109条第3項に規定する
所管事項について、委員の任期中、閉会中もなお継続して調査を行うことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山広司君) 御異議なしと認めます。よって、
所管事項について、委員の任期中、閉会中もなお継続して調査を行うことに決しました。
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△日程第5
市長提出議案等に関する説明
○議長(
丸山広司君) 日程第5、
市長提出議案等に関する説明を求めます。
磯田市長。
〔
市長磯田達伸君登壇〕
◎市長(磯田達伸君)
提出議案について御説明する前に、議長のお許しをいただいて、
新型コロナウイルス感染症に関しまして一言申し上げます。
新型コロナウイルス感染症によって、世界は危機的な状況に陥り、私たちの生活も一変いたしましたが、現在
長岡市内での
感染拡大は確認されておりません。この場をお借りして、市民の皆様、
医療関係者の皆様、御尽力いただいている全ての皆様に心より感謝を申し上げます。
ワクチンの開発と接種にはまだまだ時間がかかるとされる中で、感染の第2波が来ることが確実視されております。
新型コロナウイルス感染症との闘いは、今後少なくとも一、二年は続く長期戦を覚悟しなければなりません。長岡市としては、市民の皆様の命と健康を守るため、第2波への備えと
医療体制の強化、
感染拡大の防止に取り組むとともに、
市民生活と
地域経済への支援を必要に応じて迅速に実施してまいります。
新しい
生活様式による
感染防止と
社会経済活動の両立は極めて困難な取組となりますが、一日でも早く
地域経済と
市民生活が元の元気を取り戻すよう、最大限の努力をしてまいります。市民の皆様の御理解、そして
議員各位の御協力を心からお願い申し上げます。
では、提案いたしました議案について説明いたします。
議案は、
補正予算4件のほか、条例6件、その他案件13件であります。
初めに、
補正予算について説明いたします。
議案第62
号一般会計補正予算は、国の
補正予算に伴う
地方創生臨時交付金を活用し、
市民活動支援事業費3,300万円などの
新型コロナウイルス感染症対策関係経費を計上したものであります。
議案第63
号一般会計補正予算は、
歳入歳出予算にそれぞれ5億7,416万5,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を1,608億7,721万6,000円とするものであります。
債務負担行為は、
大手通坂之上町
地区市街地再
開発事業(駐車・
にぎわい棟)
用地取得費ほか1事業について設定するものであります。
地方債補正については、
歳出予算に関連して補正を行うものであります。
歳出予算の主なものでありますが、まず日本博・
文化資源コンテンツ創成事業関係経費3,707万8,000円を計上いたしました。
また、地域介護・
福祉空間整備等施設整備事業費3,062万6,000円、
地域技術高度化促進事業費1,200万円をそれぞれ計上したほか、
街なみ環境整備事業費1億5,860万9,000円を計上いたしました。
歳入予算については、国・県支出金、
地方債等の特定財源、令和元年度からの繰越金のほか、
長岡中央青果流通業務敷地売払収入の計上と、
財政調整基金の繰戻しを行うものであります。
議案第64
号介護保険事業特別会計補正予算は、
国庫負担金等の
精算返還金を、また議案第65
号水道事業会計補正予算は、水道管路の緊急改善に係る事業費をそれぞれ計上いたしました。
次に、条例その他の議案について御説明いたします。
議案第66号長岡市
コミュニティセンター条例の一部改正については、
上川西コミュニティセンターの移転に伴い、位置の変更及び現在の
コミュニティセンターを分室として新設するものであります。
議案第67号長岡市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正については、
人事院規則の改正に伴い、
新型コロナウイルス感染症等に対処するための
防疫等作業手当の基準について新たに定めるものであります。
議案第68号長岡市市税条例の一部改正については、
地方税法等の改正に伴い、未婚のひとり親に対する税制上の措置の
見直し等について改正を行うものであります。
議案第69号長岡市
手数料条例の一部改正については、個人番号の
通知カードの廃止に伴い、
通知カードの再交付に係る手数料に関する記述を削除するものであります。
議案第70号長岡市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、国の基準改正に伴い、
放課後児童支援員認定資格研修について、所要の改正を行うものであります。
議案第71号長岡市
観光交流促進施設条例の一部改正については、ながおか花火館が道の駅として登録されたことから、題名を
長岡市道の駅ながおか
花火館条例に改めるとともに、所要の改正を行うものであります。
議案第72号町(字)の区域及び名称の変更については、
経営体育成基盤整備事業川東中央地区の施行に伴う変更であります。
議案第73
号市道路線の認定及び変更については、1路線の認定と3路線の変更を行うものであります。
議案第74号から議案第77号までの契約の締結については、工事の
予定価格がいずれも
議決要件に該当するためのものであります。
議案第78号から議案第83号までの財産の取得については、
水槽付消防ポンプ自動車等の購入の
予定価格が、いずれも
議決要件に該当するためのものであります。
議案第84号財産の処分については、処分する用地の
予定価格及び面積が
議決要件に該当するためのものであります。
以上で議案の説明を終わり、続いて
報告事件について説明いたします。
報告第2号から報告第7号までの
繰越計算書報告については、それぞれの計算書のとおり、予算を令和2年度へ繰越ししたため、報告するものであります。
以上で説明を終わります。よろしく御審議をお願い申し上げます。
○議長(
丸山広司君) 以上をもって、議案等の説明は終了いたしました。
────────────※───────────
△日程第6 議案第62号 令和2年度長岡市
一般会計補正予算
○議長(
丸山広司君) 日程第6、議案第62号令和2年度長岡市
一般会計補正予算を議題といたします。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山広司君) 質疑なしと認めます。
本案は、
関係常任委員会に付託いたします。
────────────────────────
○議長(
丸山広司君) この際、
関係常任委員会開催のため、しばらく休憩いたします。
午後1時40分休憩
────────────────────────
午後2時35分開議
○議長(
丸山広司君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
────────────────────────
○議長(
丸山広司君) 日程第6の議事を継続いたします。
各
常任委員長の
審査報告を求めます。最初に、
総務委員長池田和幸議員。
〔
池田和幸君登壇〕
◎
池田和幸君
総務委員会の
審査報告を申し上げます。
議案第62号令和2年度長岡市
一般会計補正予算、第1条
歳入歳出予算の補正中当
委員会付託分。
以上の議案は、原案のとおり可決すべきものと議決いたしました。
以上、報告いたします。
○議長(
丸山広司君) 次に、
文教福祉委員長深見太朗議員。
〔
深見太朗君登壇〕
◎
深見太朗君
文教福祉委員会の
審査報告を申し上げます。
議案第62号令和2年度長岡市
一般会計補正予算、第1条
歳入歳出予算の補正中当
委員会付託分。
以上の議案は、原案のとおり可決すべきものと議決いたしました。
以上、報告いたします。
○議長(
丸山広司君) 次に、
産業市民委員長杵渕俊久議員。
〔
杵渕俊久君登壇〕
◎
杵渕俊久君
産業市民委員会の
審査報告を申し上げます。
議案第62号令和2年度長岡市
一般会計補正予算、第1条
歳入歳出予算の補正中当
委員会付託分。
以上の議案は、原案のとおり可決すべきものと議決いたしました。
以上、報告いたします。
○議長(
丸山広司君) 次に、
建設委員長田中茂樹議員。
〔
田中茂樹君登壇〕
◎
田中茂樹君
建設委員会の
審査報告を申し上げます。
議案第62号令和2年度長岡市
一般会計補正予算、第1条
歳入歳出予算の補正中当
委員会付託分。
以上の議案は、原案のとおり可決すべきものと議決いたしました。
以上、報告いたします。
○議長(
丸山広司君) 以上をもって、各
常任委員長の
審査報告は終了いたしました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山広司君) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山広司君) 討論なしと認めます。
これより議案62号令和2年度長岡市
一般会計補正予算を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
丸山広司君) 御異議なしと認めます。よって、本案は
委員長報告のとおり可決されました。
────────────※───────────
△日程第7 市政に対する
一般質問
○議長(
丸山広司君) 日程第7、市政に対する
一般質問を行います。
通告順により発言を許します。
────────────────────────
△質問項目
新型コロナウイルス感染症対策と今後の
市政運営について
○議長(
丸山広司君)
新型コロナウイルス感染症対策と今後の
市政運営について、
丸山勝総議員。
〔
丸山勝総君登壇〕
◆
丸山勝総君
市民クラブの
丸山勝総です。通告に従い、
新型コロナウイルス感染症対策と今後の
市政運営について、5項目にわたり
磯田市長及び長岡市の基本的な考えを問うものであります。
最初に、本年度の
予算執行と今後の
経済対策についてであります。今年度は、
長岡花火をはじめ、多くのイベントが残念ながら中止となりました。市民からは、
例年どおりの活動ができないために予算がかなり余るのでは、あるいは
コロナ禍の中、各財団、各種団体、
指定管理者等への補助金や管理料についてどのように
予算執行するのかといった声があります。予算の有効活用の視点から慎重に対応しなければならず、予算の目的と現状を十分注視し、執行をお願いいたします。加えて、未
執行予算を組替え等により有効に活用し、
コロナ禍の
経済対策を講ずるべきものと考えます。
経済対策については、今日まで
事業継続緊急支援金など、長岡市の実態に合った様々な対策を講じていただいていることに感謝いたします。また、
特別定額給付金の
支払い業務については、管理職を含む多くの職員の皆様から土日も休まず作業していただいておりますことを感謝申し上げます。今後も引き続き国の
経済対策に迅速な対応をお願いいたします。
さて、
コロナ禍により、経済の回復には1年から2年、あるいはそれ以上かかると予測されております。よって、
経済対策は決して急ぎ過ぎることなく、1年から2年をかけて長期のスパンで長岡市にとって効果のある
経済対策を講じ、雇用と経済を守っていただきたい。米百俵の精神に基づいた
経済対策をお願いいたします。
以上の観点から、3点質問いたします。1、
長岡花火をはじめ、多くのイベントが中止になるなど、執行されない予算も出てくると思うが、今年度予算の執行についてどのように考えるのか。
2、今後の
経済対策についてどのような考えを持っているのか。
3、今年度予算を有効活用して
新型コロナウイルス対策を講じるべきものと考えるが、本市の見解を賜ります。
2つ目の項目は、第2波、第3波に備えた対策についてであります。過去の事例によれば、必ず第2波、第3波が来ると言われております。第1波が終わった今こそ、十分な備えを講じなければなりません。これまで本市は
PCRセンターを早期に開設し、基幹3病院や医師会と連携した取組により、感染者を最低限に抑えました。このことについては、
長岡市民の協力を含め、
医療従事者に心より感謝と敬意を表します。しかし、いつ何どき第2波が来るやもしれない。
クラスターが生じるやもしれない。第1波が収まった今、第2波、第3波を食い止めるための
体制づくりを急ぎ、医療崩壊を防がなければなりません。そのためには、検査、
診療体制の充実、
医療機関への支援、マスク、消毒液、検温器などの物資の確保が最低限必要ではないでしょうか。
以上の観点から、2点質問いたします。1、市民の安全・安心を守るための検査、
診療体制の充実を図るために、
医療従事者との連携を密にして、人的・物的資源の充実のための
医療機関への支援拡充が必要と考えるが、いかがでしょうか。
2、これまで十分とは言えなかった物資の確保が必要と考えますが、本市の見解を賜ります。
3項目めは、新しい
生活様式に対応した取組についてであります。
コロナ禍の収束はワクチンの開発とも言われています。いずれにしろ、
短期的収束は考えにくく、長期戦を覚悟する必要があります。収束したとしても、また新たな
ウイルス感染症が発生する可能性もあります。今後は、
厚生労働省が公表した新型コロナウイルスを想定した新しい
生活様式を市民に普及啓発し、実践していただき、
感染拡大を防いでいかなければなりません。そして、次なる危機に対応した社会の構築が求められます。ただし、新しい
生活様式に過剰に反応し過ぎることによる差別、偏見、いじめなどにつながらないようお願いしたいと思います。
また、率先垂範の意味でも、新しい
生活様式に対応した市役所体制、行政運営の姿が求められます。変えることによって様々なメリットを生み、
感染拡大を防いでいかなければなりません。例えばでありますが、テレワークやリモートワークなどを活用できれば、本庁と支所との距離の弊害を解消できるとともに、人と人との接触を防ぐことができます。ウェブ申請などを今以上に活用できれば、わざわざ市役所に来なくても様々な手続が可能となり、人と人との接触も防げます。考えればまだまだたくさんあります。早急にキャッシュレス決済、電子決済、サテライトオフィス、人と人との接触を防ぐ対策など、変えられるものは可能な限り変えていき、アフターコロナの
体制づくりをすることが必要ではないでしょうか。
以上の観点から、2点質問いたします。1、新しい
生活様式に対する認識と、市民にどのように普及啓発していくのか。
2、新しい
生活様式に対応した市役所体制が求められるが、本市の見解を賜ります。
4項目めは、東京一極集中是正の取組についてであります。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、国内企業の本社機能や教育機関などが東京圏に集中している危うさや、人口集中社会の脆弱性を浮き彫りにしました。国は、地方創生を掲げ、まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、2020年までに東京圏の転入超過をゼロにする目標を掲げました。しかし、是正どころか、東京圏への移動の流れはむしろ強まっております。やはりこれまでの政策は言うはやすく、行うは難しで、計画目標に近づけなかった。首都機能移転の議論もいつの間にか立ち消え、正直、本気度が感じられませんでした。しかし、
コロナ禍の今、国民の考え方、企業の考え方が180度変化し、地方の重要性が再認識されました。情報技術の発展とテレワークの急速な普及により、ビジネス面でも地方分散が現実味を帯びてきており、国の在り方を再構築する好機と捉えます。今こそアフターコロナを見据え、本腰を入れて東京一極集中是正の対策に取り組むべきであります。首都圏に近く、自然豊かな米百俵のまち長岡。中枢中核都市である長岡市こそ、その受皿とならなくてはなりません。
そのための手段の一つとして、これまでの様々な計画を
コロナ禍の新しい視点を入れて見直すことが必要ではないでしょうか。特に第2期長岡市まち・ひと・しごと創生総合戦略 人口ビジョンは、本市が目指す地方創生の重要計画であります。そして、今年度から第2期の5年がスタートしましたが、
コロナ禍の視点が入れ込まれておりません。よって、
コロナ禍に見合った修正や見直しを行い、人口減少を抑制し、愛着と誇りが持てるふるさと長岡をつくらなければなりません。また、東京一極集中是正の受皿となるための都市基盤の整備も急務であります。ICTインフラをさらに強化してデジタル時代に対応した基盤整備を進め、Society5.0の実現に向けた動きを加速させなければならないと考えます。
コロナ禍の今だからこそ、長岡市が東京一極集中是正の受皿となるための都市基盤の整備が急務ではないでしょうか。
以上の観点から、3点質問いたします。1、東京一極集中是正に対する本市の見解はいかがでしょうか。
2、第2期長岡市まち・ひと・しごと創生総合戦略 人口ビジョンについて、
コロナ禍に見合った修正や見直しが必要と考えるが、いかがでしょうか。
3、本市が東京一極集中是正の受皿を担い、さらにはSociety5.0を実現するために、都市基盤の整備が急務であると考えるが、長岡市の見解を賜ります。
最後に、任期満了に伴う市長選挙に対する
磯田市長の見解についてであります。
磯田市長は、これまで4年間、長岡版イノベーションと起業支援、企業誘致、子育て環境整備と若者定着、全ての地域で安心して暮らせるまちづくり、中山間地と支所地域の発展、交流人口の拡大、人口減少対策など、長岡市が抱える課題に堅実に取り組んでこられました。特に長岡版イノベーションは、
コロナ禍で求められるデジタル時代に迅速に対応できるスキル、社会構造の変化に適応できる力が養われました。
コロナ禍の今であるからこそ評価すべき政策と言えるのではないでしょうか。引き続き全庁を挙げて長岡版イノベーションをさらに推進し、直面する
コロナ禍の課題に取り組んでいただきたいと思います。
このたびの
新型コロナウイルス感染症による社会的、経済的影響は、かつて経験したことのない状況であり、100年に1度の有事と言えます。これまでの行政課題に加え、
コロナ禍での課題にも取り組んでいかなければなりません。このたびの私の4項目の質問も
コロナ禍の課題についてであり、今議会の本会議でも多くの議員が新型コロナウイルス関連の質問をいたします。つまり新たな課題が山積しているということであります。有事である今だからこそ、首長のリーダーシップが問われ、
市政運営を左右する時代であり、長岡市長としての責任と課題は非常に大きいものと考えます。既に新聞によれば、
磯田市長は秋の市長選出馬の意向を示されたとの報道がありました。改めて、ここ
長岡市議会本会議場にて、任期満了に伴う秋の市長選挙について
磯田市長の見解を賜り、質問を終わります。
○議長(
丸山広司君)
磯田市長。
〔
市長磯田達伸君登壇〕
◎市長(磯田達伸君) ただいまの
丸山勝総議員の御質問にお答えいたします。
丸山勝総議員からは、新型コロナウイルスの
感染拡大に伴う経済、社会の大きな変化の方向性というものを基調に御質問されたというふうに私はお聞きしたところであります。私も新型コロナウイルス収束までどのぐらいかかるのか分かりませんが、当面一、二年は
感染拡大というリスクがある。その後本当に終息するのは、例えば4年後とか5年後とかになるのでしょうか。そういった新型コロナウイルスとの長い闘いが始まったばかりだというふうに考えておりまして、経済も含め、社会も大きな変化に今さらされているというふうに感じております。新型コロナウイルスとの闘いが終わっても、闘う前の元の姿に戻ることはないというふうに私は感じており、今まで積み上げてきたものの相当部分が見直され、新しいものが始まることになろうかというふうに思います。そういう意味では、連続性がここで絶たれたとも言えるのかなというふうに思っておりまして、長岡の未来に向けてこれから何に取り組んでいくかということは、この闘いの最中にむしろ本当に力を合わせて考えなければ駄目な部分だろうというふうに思うわけであります。
そこで、私からはまず最初に東京一極集中の是正についてお答え申し上げたいというふうに思います。新型コロナウイルスの
感染拡大で、人や企業が密集する東京など大都会の感染症に対する脆弱性というか、危険性といったものが浮き彫りになったというふうに考えております。一方で、在宅勤務、リモートワーク、テレワークといった場所を選ばない働き方の導入もあり、必ずしも大都会に住む必要がない、大都会に住まなくても仕事ができるという認識も広がってきているところであります。また、それぞれの会社の本社機能や製造拠点の地方分散化、あるいは海外生産拠点の国内回帰、あるいはいわゆるサプライチェーンの見直しなどが課題になっているというふうに聞いているところであります。地方への分散が日本の産業界にとって大きな流れになってくるということは御指摘のとおりでありまして、私もこれが長岡にとっての大きなチャンスではないかというふうに捉えているところであります。ぜひ地方分散の受皿づくりに長岡も全力で取り組んで、若者の地元定着やU・Iターンの促進につなげていきたいというふうに考えているところであります。御指摘のように、
新型コロナウイルス感染症がもたらす大きな変化によりまして、長岡市の総合戦略の修正や見直しの必要が出てまいりました。当面は感染症の危機対応に集中しながらも、世界と日本がどのように変容していくのか、あるいは我が国の経済、社会情勢がどのように変化しているのかを見極めて、議会をはじめ関係者と協議の上、適宜総合戦略を見直していきたいと考えております。
次に、ICTインフラについての御意見もございました。この点もまさしくそのとおりだというふうに考えておりまして、東京一極集中の是正による企業の機能分散、あるいは若者移住の受入れをめぐる地方間の競争が間違いなくこれから起こってくるというふうに考えているわけでありますが、在宅勤務やリモートワーク、テレワークが企業活動のスタンダードになってくれば、会社の所在地も社員の住宅も、3密が避けられない大都会である必要は全然なくなるということで、地方への分散、若者の移住という現象が加速されるのではないかというふうに思っているわけであります。とはいえ、長岡市が新しい企業活動、生活の場として選ばれるためには、5GをはじめとしたICTインフラの整備が必須であるということであります。新しいインフラによって新たな産業が興り、より豊かな生活が生まれる、訪れてくる。まさに御指摘のSociety5.0の実現であり、長岡版イノベーションが目指すべき方向であると考えているところであります。ICTインフラなど都市基盤の整備を急務と捉え、推進してまいります。
最後に、任期満了に伴う市長選挙について私の考えを申し述べさせていただきます。市長就任以来多くの皆様に支えられながら、本市のさらなる発展のために微力を尽くしてまいりました。この場をお借りして市民の皆様、議員の皆様に心より感謝を申し上げたいというふうに思います。ありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症は、日本においても間違いなく感染の第2波、第3波があると言われております。今後1年間から2年間の長期戦になることを想定しながら、市民の命と健康を守り、
市民生活と
地域経済を守ることが長岡市政の最大の課題であると認識しております。そして、感染症収束後の新しい世界、ポストコロナ、アフターコロナの社会経済情勢に長岡市をしっかりと適応させていくためには、あらゆる分野に新しい発想を取り入れ、新しい価値を創造する長岡版イノベーションによって、人材の育成と未来への投資、新しい米百俵を加速させる必要があると考えております。
新型コロナウイルス感染症との闘いは、まさにこれからが正念場であります。市民の皆様の御理解をいただきながら、そして議員の皆様とともに市政を担う両輪となってこの窮地を乗り切ることが私に課せられた責務であるとの決意の下、本日ここに市長選への再立候補を表明させていただきます。
議員各位の御理解、御協力を心よりお願い申し上げます。ありがとうございました。
続きまして、残りの質問につきましては、財務部長、商工部長、
福祉保健部長、
危機管理防災本部長、
総務部長からお答えを申し上げます。
○議長(
丸山広司君) 小嶋財務部長。
〔財務部長小嶋洋一君登壇〕
◎財務部長(小嶋洋一君) 私からは、本年度予算の執行と
新型コロナウイルス感染症対策についてお答えをいたします。
まず、今回の
新型コロナウイルス感染症に伴う
市民生活や
地域経済への影響は極めて大きいものであると認識しております。このため、市では
感染拡大の第2波、第3波に備えるとともに、落ち込んだ経済の回復を支援していくため、国の
地方創生臨時交付金や
財政調整基金のほか、東京オリンピック・パラリンピック関連予算など、執行が不要となる本年度予算なども活用し、引き続き必要な対策を講じてまいります。一方、
新型コロナウイルス感染症への対応は長期戦になることが見込まれるとともに、経済状況の大幅な悪化から、今年度の財政収支は予断を許しません。また、この影響は来年度以降にも及ぶものと見込まれますので、より一層財政運営の目配りを欠かさないでいきたいと考えております。国に対しましては、さらなる財源の手当てを求めながら、一刻も早くこの危機から抜け出せるよう、しっかりと対応してまいりたいと考えておるところでございます。
私からは以上でございます。
○議長(
丸山広司君) 長谷川商工部長。
〔商工部長長谷川亨君登壇〕
◎商工部長(長谷川亨君) 私からは、
経済対策についてお答えいたします。
市は、国や県の支援が本格化するまでの間、地域企業が事業継続できるよう、制度融資の拡充をはじめ、家賃や固定資産税といった固定費の軽減、新しい
生活様式に対応するサービスの導入支援を進めてきたところです。引き続き商工団体とともに
地域経済が循環する消費喚起の取組を進めてまいります。
そして、今後さらに加速するデジタル化社会に対応していくため、4大学1高専との連携の下、市内企業へのIoTやAI、ロボティクス技術の導入をはじめ、オンラインによる就職活動の支援、首都圏からのサテライトオフィスや企業の誘致、事業承継の促進など、長期的な視野から
経済対策を実施し、次の時代に向けた産業振興と人材の育成、確保に努めてまいります。
私からは以上です。
○議長(
丸山広司君) 近藤
福祉保健部長。
〔
福祉保健部長近藤知彦君登壇〕
◎
福祉保健部長(近藤知彦君) 私からは、第2波、第3波に備えた対策についてお答えいたします。
本市は、これまで
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止に向け、市医師会や基幹病院との医療連携会議を通じて綿密に対策を協議してまいりました。検査、
診療体制の強化につきましては、PCR検査センターの早期立ち上げに向けた支援を行い、運営主体である市医師会との連携、協力により、県内ではいち早く開設することができました。また、基幹病院に対する支援として、防護服やフェースシールドなど医療物資の購入費を助成したほか、重症患者の受入先である長岡赤十字病院に対し人工呼吸器等の購入費を助成いたしました。マスクや消毒液などの物資につきましても、災害時等も視野に入れ、十分な確保に努めております。今後も第2波、第3波に備え、感染者への適切な医療の提供を確保するとともに、院内感染のリスクを抑えるため、県や医師会、基幹病院と連携しながら
医療体制の強化に取り組んでまいります。
私からは以上です。
○議長(
丸山広司君) 星
危機管理防災本部長。
〔
原子力安全対策室長兼
危機管理防災本部長星雅人君登壇〕
◎
原子力安全対策室長兼
危機管理防災本部長(星雅人君) 私からは、新しい
生活様式に対する認識と普及啓発に関する御質問にお答えいたします。
新しい
生活様式は、
新型コロナウイルス感染症を克服するまでの間、
感染拡大防止と
社会経済活動の両立に向けた行動指針になるものと認識しております。当面はこれに沿って施設の管理者や事業の主催者、利用団体などがそれぞれ安全対策を行い、工夫を凝らしながら活動を活性化していくことが求められます。この考え方につきましては、今後も市政だよりやホームページ、SNS、ポスターなど、様々な機会を通じて市民の皆様へ働きかけてまいります。
私からは以上です。
○議長(
丸山広司君) 近藤
総務部長。
〔
総務部長近藤信行君登壇〕
◎
総務部長(近藤信行君) 最後に、行政の組織運営の対応についてお答えいたします。
場所や時間にとらわれないウェブでの行政手続などに取り組むことは、人口減少や高齢化といったこれまであった地域課題の克服や働き方改革にもつながるものと考えております。支所に設置したサテライトオフィスでのテレワークやウェブ会議での移動時間の削減等により、本庁、支所という場所で固定化してきた役割分担の発想が転換され、新しい行政運営の姿につながる可能性も感じております。こうしたことから、現在の状況を組織体制や運営をよりよいものに変化させる一つの転機として捉え、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
────────────────────────
○議長(
丸山広司君) この際、10分程度休憩いたします。
午後3時10分休憩
────────────────────────
午後3時20分開議
○議長(
丸山広司君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
────────────────────────
△質問項目
新型コロナウイルス対策について
住宅リフォーム支援事業補助金の拡充について
○議長(
丸山広司君) 次の質問に移ります。
新型コロナウイルス対策について、
住宅リフォーム支援事業補助金の拡充について、笠井則雄議員。
〔笠井則雄君登壇〕
◆笠井則雄君 日本共産党議員団の笠井則雄であります。
新型コロナウイルス対策について、
住宅リフォーム支援事業補助金の拡充についての2点について、一括方式で
一般質問を行います。
初めに、新型コロナウイルスの最前線で奮闘されている医療・福祉従事者の皆さんに敬意と感謝を申し上げたいと思います。新型コロナウイルス感染者数は、世界で755万人、死亡者は約42万3,000人、日本の感染者数は1万8,000人を超えました。死亡者も940人と聞いているところであります。現時点での国内の状況を見ますと、新型コロナウイルスの感染状況が一定程度抑制されているものの、専門家の皆さんは
感染拡大の第2波への懸念を共通して示しているところであります。第2波に備える取組が大切と私も思うところでありますが、1つは、人の移動、活動制限に伴う休業から生じる損失補償の実施。2つは、雇用の問題。支給方式を含めたスピード感を持った対応が必要。3つは、PCR検査の問題。検査拡充など、課題は山積であります。4つは、教育の問題です。子どもの心のケアの重要性については共通の認識と思いますが、3密を防ぐ角度からも20人程度の授業を可能にするための諸整備が必要。5つは、ポストコロナ社会についてであります。保健所、医療、教育など、必要な職員配置が十分行われなかった。そのことがパンデミックの下で様々な矛盾を引き起こしております。ここは立ち止まり、これまでの価値観の共有だけでよいのかなど、真剣な議論が必要と思うところであります。
新型コロナウイルス感染症対策では、地方自治体の取組の姿勢が問われています。少し古い記事でありますが、5月18日付の毎日新聞では、地方が先を行く時代とし、困難に直面した自治体が対策を急ぎ、国がそれを学んで国策を整えるという前例は、1960年代の高度経済成長時代の公害対策であったと指摘をしているところであります。
そこで、1番目の質問は、
新型コロナウイルス対策についてであります。この間、私ども日本共産党長岡市議団は、4回にわたり
磯田市長へ
新型コロナウイルス対策の要望書を届けてまいりました。それらの要望内容を含め、雇用から児童・生徒の問題、複合災害や大胆な財源活用など多岐にわたりますが、質問させていただきます。
1つ目の質問は、
経済対策、雇用対策についてであります。新型コロナウイルス
感染拡大がもたらす経済的影響、特に雇用者、被雇用者の所得減少に対する所得補償が必要であります。この経済的補償を十分にしなければ、新型コロナウイルス感染による病死に加えて生活、経営上の関連死の多発が危惧されているところであります。本来、自粛を求める国がしっかりと経済補償を行わなければなりませんが、政府の補償の規模はヨーロッパ各国等に比べてあまりにも限定的であります。自粛と補償はセット、これが国民世論であります。
そこで質問です。①
新型コロナウイルス感染症事業者アンケートについてであります。4月15日以降、市内約5,000社に事業者アンケートを発送した、
新型コロナウイルス感染症による影響や支援ニーズを把握するためのアンケートの結果と、結果から見えてきた影響についてお伺いをするところであります。
②新型コロナウイルスによる解雇等についてであります。厚労省が全国の労働局を通じて集計したところによりますと、6月4日時点で新型コロナウイルス関連の解雇や雇い止めが見込みも含めまして2万人を超え、雇用環境の悪化が進んでいるようであります。そこで、今後の状況の見通しや雇用対策についてお伺いいたします。
③仕事起こし有償ボランティアについてであります。4月30日、長岡市は全県に先駆け、新型コロナウイルス関連で失業した方や休業中の方を対象に仕事起こしの有償ボランティアを募集し、好評と聞いております。第1弾の寺泊海岸ごみ回収ボランティア、第2弾の悠久山公園草取りボランティアの事業内容、募集状況、参加者の思いをお伺いしたいと思います。
2つ目の質問は、医療崩壊を招かないための施策展開についてであります。日本病院会など3団体が行った
医療機関の4月の経営実態調査で、新型コロナ患者の受入れ病院は平均で1億円の減収が明らかになりました。6月4日、新潟県の調査によれば、感染者などの受入れ病院の4割で4月の利益が前年同月より50%以上減ったことも分かりました。第2波に備えるため、医療、介護、福祉への全面的な財政支援が今こそ求められていると思います。
①新型コロナウイルス感染ピーク時における新潟県の患者数についてであります。3月に厚労省は、都道府県宛てに感染のピーク時に患者数がどのくらいになるかを推計するようにと、計算式まで示して通知をいたしました。この厚労省の試算による新型コロナウイルス感染ピーク時における新潟県の患者数についてお伺いをいたします。
②発熱外来の病院外への設置と検査可能箇所の増設についてであります。保健所の負担軽減と
医療機関の院内
感染防止の観点から、発熱外来の病院外への設置と検査可能箇所の増設について伺います。また、こうした対策について国・県の支援が必要と考えますが、お伺いをいたします。
③
医療機関への減収補填についてであります。先ほども述べましたが、今医療現場は大変であります。ある
医療関係者によると、今医療界が一致して国に求めていることは、前年分の診療報酬収入との減収分を補填してほしいとのことであります。患者を受け入れている、いないにかかわらず、ほとんどの事業所で経営が悪化している重大な局面と聞いているところであります。そこで質問です。
医療機関の感染回避による受診抑制に伴う減収補填を国に求めるべきと考えますが、お伺いをいたします。
3つ目の質問は、PCR検査センターについてであります。WHO
事務局長上級顧問である渋谷健司氏は、日本の新型コロナウイルス感染対策について、爆発的な感染増加を抑えることができたが、第2波は必ず来ると述べています。また、患者の急増時に耐えられる
医療体制と検査体制を広げること。この病気の一番の問題は、無症状や軽症者の人が自分自身もそれと知らずに周りに拡散してしまうことであります。それを防ぐには、検査の網の目を広げ、感染者を把握し、隔離する方向に転換していく必要があると先生は述べております。また、5月の政府の経済財政諮問会議で、経団連会長は、感染リスクの継続的低減が経済活性化の必須条件として、医療のための検査から、それに加えて経済的活動を維持し、モニタリングするための検査へ発想、仕組みを転換することを文書で提示をしているところであります。プロ野球やJリーグもその方向で動いています。プロ野球は、5月8日に全選手を対象とした新型コロナウイルス感染を調べる定期的なPCR検査の導入を決定いたしました。第2波、第3波に備えてPCR検査等を抜本的に増やし、感染の全体像をつかむ体制を整えることが急務であります。
そこで質問です。①PCR検査が進まなかった原因についてお聞きをいたします。5月10日の新潟日報によれば、東京都内の50代の男性は、3月下旬に今まで経験したことのない体の不調を感じた。熱が37度台前半だったが、平熱が低いため、おかしいと思った。保健所に相談したが、37.5度を4日以上という条件を満たしてないので、検査はできないとの返事だった。親族に紹介された医師が保健所に強く迫り、ようやく検査を受けたのは11日後で、陰性だった。一番つらいときに検査をしてもらえず厳しかったと語っておるようであります。経済協力開発機構加盟国の37か国中、1,000人当たりのPCR検査数は、残念ながら日本は下から2番目であります。韓国は1,000人当たり15件、日本は3.4件であります。そこで質問です。日本でPCR検査がなぜ進まなかったのか、原因についてお伺いをいたします。
②長岡市PCR検査センターの設置についてであります。5月1日、長岡市はPCR検査センターの立ち上げ支援に1,000万円の予算措置をしました。そこで、長岡市PCR検査センターの設置と市の支援内容をお伺いいたします。
③医療現場や介護現場の検査体制の充実についてであります。6月4日、感染第2波に備え、全国知事会は、感染者の早期発見、追跡、入院治療を可能とする体制構築と、PCR検査と抗原検査など新しい検査を大規模かつ効果的に活用し、早期に
感染拡大を封じ込めるなど、日本再生宣言を発表いたしました。この宣言のポイントは、PCR検査などを大規模に行い、
感染拡大を封じ込めることであります。6月10日、衆議院の予算委員会で、志位委員長は院内
感染防止に成功した3つの病院の例を挙げ、病院職員、入院患者など、PCR検査を徹底して行ったことが成功した。しかし、職員など無症状の人への検査は病院の負担になる。医療、介護、福祉施設の関係者に対しては、国の責任においてPCR検査を積極的に行う方針を明確にすべきだと追及。そこで質問です。医療現場や介護現場の水際での検査体制の充実及び第2波に備え検査体制の拡充、迅速化についてお伺いをいたします。
4つ目の質問は、
新型コロナウイルス対策と地震等の複合災害対策についてであります。①地域防災計画の見直しについてであります。5月20日から東京湾で地震が頻発しています。24時間でマグニチュード2.6から3.5の地震が6回も発生。首都圏直下型地震が30年以内に70%の発生確率と聞いているところであります。また、過去の阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震の際は、被災者にインフルエンザなどの感染が拡大しておったことも分かっています。3密を防ぐ避難所の環境整備は焦眉の課題であります。政府は、防災基本計画を改定し、感染症の観点を取り入れた対策が必要と明記。当市も地域防災計画の見直しなど、複合災害対策計画の検討が必要と考えますが、お伺いをいたします。
②東京電力柏崎刈羽原発の再稼働についてであります。内閣府は、5月に
新型コロナウイルス感染症が発生した際の避難方法について指針をまとめました。指針では、
新型コロナウイルス対策では換気が推奨されているが、原発事故で屋内退避が指示された場合は、放射性物質による被曝を避けることを優先し、原則換気は行わないとしております。柏崎市長は、新型コロナウイルス感染流行時に原発で事故が発生した場合の避難行動について、非常に難しい課題との認識を示しました。6月12日の新潟日報によれば、柏崎市での新型コロナウイルス感染者は5人全員が東電社員と社員の家族と報道されているところであります。新型コロナウイルス禍の原発運転、工事、点検は、3密で危険であります。
新型コロナウイルス感染症対策の観点からも、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働は認めないことを表明することが必要であると考えますが、市長の見解をお伺いいたします。
5つ目の質問は、児童・生徒に関することについてであります。緊急事態宣言が解除され、6月1日から全国の学校が3か月ぶりに再開しました。長岡市は、5月13日から分散登校、25日から通常登校。今、新型コロナウイルス感染から子どもたちと教職員の健康と命をいかに守っていくかは重要な課題であります。私ども日本共産党の志位委員長は、6月10日の衆議院予算委員会で、日本教育学会が5月22日に子どもたちの学びを保障し、ストレスや悩みに応える学校づくりを進めるために、緊急に学校を支えるスタッフの大幅増員を提唱したと紹介。続いて、この提言に全面的に賛成です。要は政治の決断だと思います。総理、子どものたちの学び、心のケア、未来のために10万人の教員を増やす、政治がその決断をすべきではないかと迫りました。首相は、コロナ後を見据えて検討していきたいと答弁し、新しい
生活様式の取組に向け、真剣な議論が行われております。
そこで質問であります。①学校9月入学についてであります。9月入学制に関し、全国連合小学校長会は、5月14日、事態の収束後、十分に時間をかけて検討するよう求める意見書を文科省に提出。全国市長会も5月、市区長の約8割が慎重か反対だとの調査結果を明らかにしました。そこで質問です。学校9月入学は多くの社会制度変更が必要など、各層に多大な負担がかかることが明らかになりました。一刻も早く断念することを国に求めるべきと考えますが、お伺いをいたします。
②
感染防止対策等についてであります。政府は、
感染防止対策や子どもの学習保障の取組を推進するために、小・中学校等へ1校100万円から300万円支給することを決定しました。この事業内容をお伺いいたします。
③スクールカウンセラーなどの増員についてであります。国立成育医療研究センターが緊急事態宣言発令中に全国の小・中学校の子どもたちを対象に、コロナ×こどもアンケートを行いました。1,292人の子どもが回答したと聞いています。「子どもの心への影響は」という質問があり、これには子どもたちの気持ちが強く表れております。「コロナのことを考えると嫌だ」が39%、「最近集中できない」が35%、「すぐにいらいらしてしまう」が32%であります。私は、今こうした子どもたちを受け止める手厚い教育が必要と思います。そこで質問です。このアンケートのように、休校が長引き、勉強への不安や、ストレスがたまるとの声が急増しています。子どもの心に寄り添ったいじめや自殺対策、スクールカウンセラーの増員が必要と思いますが、教育委員会の考えをお伺いいたします。
④小・中学校等と児童館の給湯器の設置及び普通教室の換気扇設置についてであります。
新型コロナウイルス対策で手洗いが奨励されています。早急に給湯器の全小・中学校等と児童館への整備を行うこと。また、3密対策で小・中学校等の普通教室への換気扇の設置も必要と考えますが、お伺いします。
⑤20人程度の授業環境整備についてであります。学校の感染症対策は重大な矛盾に直面していると言われております。40人学級に戻ることは、子どもたちが生活する教室を身体的距離の確保の例外としていいのかと問われています。そこで質問です。私は、子どもの命を守り、豊かな学びを保障し、3密を避けるためにも20人程度で授業ができるようにすることが必要と思います。国や新潟県に強く求めるべきと思いますが、市のお考えをお伺いします。
6つ目の質問は、財源活用についてであります。緊急事態宣言の全面解除を受けて経済活動が再開しても、成長軌道への回復は簡単ではありません。4月の訪日旅行者は、前年同月比99.9%減少と聞いています。外食売上高も39.6%減、特にパブや居酒屋などは91.4%の落ち込みと聞いています。2020年4月から6月期の国内総生産は、前期比率で20%程度落ち込むのではないか、戦後最悪のマイナス成長に陥るとの見通しをする人もおります。消費のさらなる落ち込みを防ぎ、早期に景気を回復させるためには、消費税率を少なくとも5%に引き下げることを国に強く求めることが必要と考えます。第2波対策では、新潟日報でも触れられているように、地方自治の力が問われています。この間長岡市は、30万円、15万円支給の
事業継続緊急支援金の創設や
PCRセンター立ち上げに向けた準備経費の支援など、積極的な対応を取ってまいりました。先ほど述べたように、第2波、第3波の対策も必要であります。財源は無尽蔵でないことは十分承知しておりますが、現在商売をやっている人を中心に大変困っている人もたくさんおられるわけでありますから、ここは大胆な財源活用、財政投資も求められているのではないかと私は考えるところであります。
そこで、2点について質問いたします。①
地方創生臨時交付金についてであります。全国知事会などが要望していた
地方創生臨時交付金は、第2次補正での増額はどうか、また第1次補正分も含めた長岡市の上限額をお伺いいたします。
②
財政調整基金の活用等についてであります。4月21日、市長は
新型コロナウイルス感染症の国内での急速な広がりが
地域経済に大きな影響を与えているとし、特に飲食店などの売上高は7割、8割減という厳しい状況であるとの認識を示し、市単独事業の政策を打ち出しました。経済的には非常事態が続いております。
財政調整基金の活用及び都市整備基金から
財政調整基金への振り替え活用を含め、市民や企業へのあらゆる支援策が必要と考えます。そのために大胆な財源活用が必要と考えますが、お伺いをいたします。
大きな2番目の質問は、
住宅リフォーム支援事業補助金の拡充についてであります。
1つ目の質問は、住宅リフォーム事業補助金の経済波及効果及び現況についてであります。新型コロナウイルス
感染拡大の影響で建築関連業者の苦境があるとも聞いております。この間の
住宅リフォーム支援事業補助金の経済波及効果と令和2年度の現況についてお伺いをいたします。
2つ目の質問は、本年度の制度設計の問題点及び改善、拡充についてであります。本年度から住居補助金を最大10万円から5万円に引き下げ、より広く使えるようにしたことに問題はなかったのか。コロナウイルス禍で長岡の経済も大ピンチであります。利用促進のために改善、拡充を図り、制度の再周知など需要喚起を行うべきと考えますが、お伺いをするところであります。
○議長(
丸山広司君)
磯田市長。
〔
市長磯田達伸君登壇〕
◎市長(磯田達伸君) ただいまの笠井議員の御質問にお答えいたします。私からは、経済と雇用対策についてお答え申し上げます。
御指摘のように、
地域経済は飲食業、観光、バス、タクシー業界を中心に大きな打撃を受けているほか、建築・設備業や輸出産業を中心とした製造業の大幅な売上げ減少などがありまして、リーマンショック並みの影響が出ているというふうに認識しております。事業者の皆様からは、事業継続や雇用維持に懸命なる努力をしていただいているところでございます。今後、倒産や廃業、雇用状況の悪化が顕在化してくることを強く懸念しております。本市では、これまで事業者からの声や要望に基づきまして、緊急かつ大規模な
補正予算を組むなど、時期を逸せず
経済対策に取り組んでまいりました。引き続き、市民の皆様の命と健康を守る取組とともに、地域の事業者を支え、市民の雇用を守る
経済対策を今までにも増して鋭意進めてまいります。
また、事業継続という観点からは、
新型コロナウイルス感染症がもたらす社会経済状況に対する大きな変化、ポストコロナの動きに乗り遅れないよう様々な新しい取組も支援していきたいというふうに思っているところであります。
残りの御質問につきましては、商工部長、
都市整備部長、
福祉保健部長、
危機管理防災本部長、
原子力安全対策室長、教育部長、財務部長からお答えを申し上げます。
○議長(
丸山広司君) 長谷川商工部長。
〔商工部長長谷川亨君登壇〕
◎商工部長(長谷川亨君) 私からは、市長の答弁以外の経済や雇用対策についてお答えいたします。
4月、5月に行いました市内1,100社の調査結果では、約8割の事業者が既に悪影響が出ていると回答しており、今後につきましても業務の受注見通しが立たず、先行き不安という声が多くあります。また、要望といたしましては、事業継続に必要な固定費への支援や地域での消費促進策を実施してほしいなどの意見が多数寄せられております。雇用につきましては、景況調査では人員の余剰感が顕著になっており、直近の有効求人倍率も0.93倍と、4年ぶりに1.0を下回った状況であります。今現在ハローワーク長岡からは解雇や雇い止めの相談はないと伺っておりますが、今後も予断を許さない状況だと考えます。市といたしましては、引き続き雇用対策協定に基づく関係機関との連携の下、緊急対応や相談体制の強化、制度が拡充される雇用調整助成金のさらなる活用、新卒採用のオンライン化の導入など、雇用対策を積極的に進めてまいります。
私からは以上です。
○議長(
丸山広司君) 茂田井
都市整備部長。
〔
都市整備部長茂田井裕子君登壇〕
◎
都市整備部長(茂田井裕子君) 私からは、有償ボランティア事業についてと住宅リフォーム支援事業についてお答えいたします。
まず、有償ボランティア事業についてですが、これは今回の
新型コロナウイルス感染症の影響で休職等により収入減となった方を対象に、寺泊海岸の漂着ごみの回収や悠久山公園の桜の手入れなどを行ってもらうという事業であります。いずれも募集人数を超える応募があり、寺泊の海岸清掃には延べ約1,000人、悠久山公園には延べ約100人の方から参加いただくこととなっております。既に参加した皆さんからは、海岸や公園がきれいになり、満足できたなどの声を聞いております。
次に、
住宅リフォーム支援事業補助金の拡充についてお答えします。6月5日現在の一般住宅リフォームの申請件数は280件、補助見込額は約1,370万円で、予算に対して35%の執行状況となっており、現在も受付は継続しております。また、これまでの申請分に対し、総工事費約2億9,000万円の経済効果を見込んでおります。本年度の補助上限額引下げの影響につきましては現時点では分かりませんが、予算の執行が約3割にとどまっているのは
新型コロナウイルス感染症の影響により、十分な営業活動ができなかったことなどが主な原因と考えております。そこで、今後の需要の回復に合わせて、それを後押しする意味で、今年度に限り、過去に本支援事業を利用された方の2回目の申請を可能とする制度拡充を検討しております。今後市政だより等でも制度の再周知を行い、さらなる需要の喚起を図ってまいります。
私からは以上です。
○議長(
丸山広司君) 近藤
福祉保健部長。
〔
福祉保健部長近藤知彦君登壇〕
◎
福祉保健部長(近藤知彦君) 私からは、医療崩壊を招かない施策展開及びPCR検査についてお答えします。
初めに、医療崩壊を招かないための施策展開についてでございます。まず、感染ピーク時における新潟県の入院患者数についてですが、
厚生労働省が示した計算式に当てはめますと現実と乖離した大きな数字となったため、県が独自に試算したところ、766人という推計値となっております。
次に、発熱外来の設置や、PCR検査を行う場所の増設やその支援についてでございます。これらにつきましては、現在県の医療調整本部会議で議論がされております。本市としましても、県の議論を踏まえ、医師会や基幹病院等と協議してまいりたいと考えております。
次に、
医療機関の減収補填についてですが、国の持続化給付金や第2次
補正予算に計上された無利子・無担保融資制度等が活用できますので、市といたしましてもこれらの制度の周知を行うとともに、医療現場の状況把握に努めてまいりたいと考えております。
次に、PCR検査センターについてお答えします。まず、我が国でPCR検査が進まなかった原因についてですが、国の専門家会議の見解では、保健所や検体を採取する
医療機関のマンパワーや物資の不足、陽性患者受入れ態勢の不備などが示されております。なお、新潟県におきましては、医師が必要と認めた検査は全て行われたものと認識しております。
次に、本市のPCR検査センター設置と支援内容についてお答えします。当センターは、5月18日から運営を開始し、現在1日二、三件程度の検体採取を行っております。本市は、このセンターの早期立ち上げに向け、設置場所の提供をはじめ、防護服等の医療物資の提供や案内誘導員の配置など、様々な支援を行ってまいりました。
最後に、医療現場や介護現場における検査体制の充実についてですが、
医療機関や介護施設で
クラスターを起こさないために、また医療や介護従事者が安心して仕事を行うために、PCR検査等を充実していくことは必要であると考えます。検査の簡易化、迅速化は日々進んでおります。本市といたしましても、検査体制の充実に向け、今後の検査の動向を注視しながら、県、医師会、基幹病院と協議してまいりたいと考えております。
私からは以上です。
○議長(
丸山広司君) 星
原子力安全対策室長兼
危機管理防災本部長。
〔
原子力安全対策室長兼
危機管理防災本部長星雅人君登壇〕
◎
原子力安全対策室長兼
危機管理防災本部長(星雅人君) 私からは、
新型コロナウイルス感染症と地震などの複合災害への対策に関する御質問にお答えします。
政府は、5月29日付で防災基本計画を改定し、避難所における新型コロナウイルスなど、感染症対策を追記しております。本市における具体的な感染症対策としては、国や県の通知を踏まえ、既にレイアウトの工夫や衛生対策など、避難場所における感染対策をマニュアルとしてまとめ、担当職員に対する研修を行っております。今後、市の地域防災計画につきましても必要な見直しを検討してまいります。
次に、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働につきましてお答えいたします。柏崎刈羽原子力発電所につきましては、これまでも繰り返し述べさせていただいておりますとおり、市民の不安が解消されない限り再稼働すべきでないという基本姿勢に変わりはございません。一方、国の審査、県の検証が続いておりますので、現時点では再稼働について議論ができる状況にはないと考えております。議員御指摘の原子力防災面での
新型コロナウイルス感染症への対応、そして感染症対策も含めた原子力発電所の徹底した安全対策につきましては、国・県、関係機関と連携を一層強化し、市町村による原子力安全対策に関する研究会の活動などを通じて引き続き強く求めてまいります。
私からは以上です。
○議長(
丸山広司君) 小池教育部長。
〔教育部長小池隆宏君登壇〕
◎教育部長(小池隆宏君) 私からは、児童・生徒に関することについてお答えします。
まず、9月入学については、社会の大きな変革を伴うものであり、国全体の世論の中で慎重に議論を重ねていくべきであると認識しております。
次に、感染症対策や学習保障に係る国の第2次
補正予算の内容についてお答えします。具体的には、消毒液や非接触型体温計の購入といった感染症対策費や教材備品の整備費等であります。これらは学校規模に応じた事業費の上限額に対して2分の1が補助対象となり、市町村に交付される予定です。学校現場のニーズを踏まえ、市として必要な物品を購入し、各校に配当いたします。
次に、学校再開に伴う児童・生徒のストレスや不安解消についてお答えします。長岡市においては、今のところ休校等による不安のために相談や支援が必要な児童・生徒の報告は受けておりません。ただし、今後も注意深く児童・生徒の様子を見ていき、必要があれば心ふれあい相談員や臨床心理士による相談体制を強化するとともに、県に対してもスクールカウンセラーの配置の充実を要望してまいります。
次に、小・中学校や児童館等への給湯器の整備につきましては、国の補助制度を活用した整備を検討しているところであります。また、小・中学校の普通教室における換気扇の設置につきましては、計画的に実施している大規模改造工事の中で整備をしているところですが、窓開けによる換気も小まめに行うなど、
感染防止に努めてまいります。
最後に、少人数学級についてお答えします。1クラス20人学級を実現することについては、施設や設備、人員配置など、学校を取り巻く環境を考慮すると直ちに行うことは困難な状況です。このため、換気の徹底や距離を取った会話など、3密を回避する感染予防対策を進め、学校での感染リスクを抑える取組を継続してまいります。
私からは以上でございます。
○議長(
丸山広司君) 小嶋財務部長。
〔財務部長小嶋洋一君登壇〕
◎財務部長(小嶋洋一君) 私からは、財源活用についてお答えをいたします。
まず、国の
新型コロナウイルス感染症対応
地方創生臨時交付金の長岡市への交付限度額は、現状国の第1次
補正予算分で8億1,194万6,000円が示されており、第2次
補正予算につきましては今後示されるものと認識しております。今後も市では
感染拡大の第2波、第3波に備えるとともに、
市民生活の再開と地元経済の再生を強力に支援してまいります。財源の活用につきましては、国の
地方創生臨時交付金のほか、
財政調整基金など、あらゆる財源を最大限に活用し、この未曽有の危機に対応してまいります。
私からは以上でございます。
○議長(
丸山広司君) 笠井則雄議員。
〔笠井則雄君登壇〕
◆笠井則雄君 御答弁ありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症事業者アンケートについて、商工部長から答弁を頂いたところであります。答弁の中では、事業者の8割から新型コロナウイルスの影響があるという回答があったということで、改めて大変な状況にあるんだなということを憂慮するところであります。6月4日にアンケートの中間報告をいただいておりますが、アンケートの中には市や国に要望してほしいこと、いわゆる自由記載欄があるわけであります。私が注目したのは幾つかありますが、例えば自粛するなら要請でなく、補償のある指示にしてほしい、観光、飲食、サービス業へのリカバリーを支援してほしい、返済の不安があり、融資でなく給付を希望したい、今までと同じ内容で給付金や支援金の第2弾を実施してほしいなどと書き込まれているようであります。長岡市は、今ほど御答弁いただきましたように、早い段階から市単独事業で仕事起こし、あるいは30万円が上限の
事業継続緊急支援金、未来応援プロジェクト支援などを実施し、市民や業者から喜ばれているところであります。先ほど来話がありますように、第2波が来るなどの厳しい状況、あるいは6月危機が来るのではないかという話も伝わっているところであります。財源については、財務部長からお話がありましたように、第1次補正の長岡市への限度額が8億1,000万円少し、2次は今後示されるということであります。十分ではないのか分かりませんが、国の財政手当てもあるようでありますから、この時期にアンケートに示されたような、給付金や支援金の第2弾を実施してほしい、この声に応えるべきではないかと私は思うところであります。事業継続や新しい事業展開をしていただいて、市民や事業者の皆さんに勇気を与える政策提案をお願いしたいというふうに思うところでありますが、理事者側で今考えている事業内容がありましたらお示しをいただきたいというふうに思います。
以上です。
○議長(
丸山広司君) 長谷川商工部長。
〔商工部長長谷川亨君登壇〕
◎商工部長(長谷川亨君) それでは、お答えいたします。
私ども市の事業所向けの総合相談窓口にも、給付金の継続支給や休業補償、新しい
生活様式への対応、そういった事業者の皆様からのお問合せや御要望が数多く届いております。市といたしましても、今ほどのお話のように第2弾が必要な支援だと考えておりますので、国の持続化給付金の拡充や家賃支援給付金の
対象拡大などを国に働きかけているところであり、引き続き要請をしてまいりたいというふうに思っております。その上で、
地域経済が循環することが何よりでありますので、今後は先ほど議決いただきました
補正予算で、市内の商工団体とともに行う宿泊、飲食、物販、サービス業などを対象とした消費喚起策をはじめ、現在実施中のビジネスサポート事業補助金やIoT設備導入補助金など、事業の継続に向けた支援策の強化を考えております。
以上でございます。
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○議長(
丸山広司君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
本日は、これをもって散会いたします。
午後4時5分散会
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〔諸般の報告〕 令和2年6月16日
1 議員の表彰状並びに感謝状の贈呈について
第95回北信越市議会議長会定期総会及び第96回全国市議会議長会定期総会において表彰状並びに感謝状を贈呈されました議員は、次のとおりであります。
(1) 北信越市議会議長会
・表彰状
特別表彰(議員在職25年以上)
五 井 文 雄 加 藤 一 康
特別表彰(議員在職15年以上)
松 井 一 男
(2) 全国市議会議長会
・表彰状
特別表彰(議員在職25年以上)
五 井 文 雄 加 藤 一 康
一般表彰(議員在職15年以上)
松 井 一 男
・感謝状
理 事 丸 山 広 司
2 市政に対する
一般質問について
次のとおり市政に対する
一般質問の通告がありましたので、それぞれ関係機関へ通知いたしました。
(1)
新型コロナウイルス感染症対策と今後の
市政運営について
丸 山 勝 総
(1)
新型コロナウイルス対策について
(2)
住宅リフォーム支援事業補助金の拡充について
笠 井 則 雄
(1)
新型コロナウイルス感染症対応関連について
松 野 憲一郎
(1)
新型コロナウイルス感染症流行期における災害時の避難対応について
豊 田 朗
(1) 新型コロナウイルスによる観光への影響と今後の観光行政について
多 田 光 輝
(1) 新型コロナウイルス
感染拡大防止対策を踏まえた長岡市の
医療機関への支援や連携について
大 竹 雅 春
(1) 官製談合事件について
(2)
新型コロナウイルス対策について
諏 佐 武 史
(1) リスク管理と危機管理について
(2) 柏崎刈羽原発の再稼働について
五十嵐 良 一
(1) 学校教育における
新型コロナウイルス対策について
(2) 長岡市における農業の課題について
池 田 和 幸
(1)
新型コロナウイルス感染症対策における事業者の営業と市民の暮らしを守る支援について
諸 橋 虎 雄
(1) 新型コロナウイルス禍における今後の対応について
(2) 行政のICT化と情報格差対策について
池 田 明 弘
(1) 官製談合事件について
(2) 柏崎刈羽原発の再稼働問題について
関 貴 志
3 陳情書の受理について
今定例会までに受理した陳情書は、1件でありまして、配付した文書表のとおりであります。
4 監査報告書の受領について
定期監査結果報告書1件、公共工事に係る指名状況及び入札結果等監査結果報告書1件を市監査委員から受領いたしました。なお、その写しは配付のとおりであります。
5 市議会議長会等の報告について
市議会議長会等の会議結果については、配付した報告書のとおりであります。
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〇
総務委員会審査報告書
1 議案第62号 令和2年度長岡市
一般会計補正予算
(1) 第1条
歳入歳出予算の補正中当
委員会付託分
以上の議案は、原案のとおり可決すべきものと議決しました。
以上、報告します。
令和2年6月16日
長岡市議会総務委員会委員長 池 田 和 幸
長岡市議会議長 丸 山 広 司 様
────────────────────────
〇
文教福祉委員会審査報告書
1 議案第62号 令和2年度長岡市
一般会計補正予算
(1) 第1条
歳入歳出予算の補正中当
委員会付託分
以上の議案は、原案のとおり可決すべきものと議決しました。
以上、報告します。
令和2年6月16日
長岡市議会文教福祉委員会委員長 深 見 太 朗
長岡市議会議長 丸 山 広 司 様
────────────────────────
〇
産業市民委員会審査報告書
1 議案第62号 令和2年度長岡市
一般会計補正予算
(1) 第1条
歳入歳出予算の補正中当
委員会付託分
以上の議案は、原案のとおり可決すべきものと議決しました。
以上、報告します。
令和2年6月16日
長岡市議会産業市民委員会委員長 杵 渕 俊 久
長岡市議会議長 丸 山 広 司 様
────────────────────────
〇
建設委員会審査報告書
1 議案第62号 令和2年度長岡市
一般会計補正予算
(1) 第1条
歳入歳出予算の補正中当
委員会付託分
以上の議案は、原案のとおり可決すべきものと議決しました。
以上、報告します。
令和2年6月16日
長岡市議会建設委員会委員長 田 中 茂 樹
長岡市議会議長 丸 山 広 司 様
────────────※───────────
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
長岡市議会議長 丸 山 広 司
長岡市議会議員 加 藤 尚 登
長岡市議会議員 山 田 省 吾...